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カラーバリエーションはありません

もうすぐ2月も終わります。このまま暖かくなるといいなぁ〜、と毎日思っている林です。

最近すごくよく聞かれる、でもこれってずーっと前から途絶えることなく聞かれるご質問をご紹介します。

あ、オーダー家具の話です。

 

Q.色はこれだけですか?

ノッティーの店舗に並ぶテーブルや家具を見てそうおっしゃるお客様。

うーん、そうですね、そのままストレートにお答えすると、これだけになります。

この質問は自然なことで、世の中には「ナチュラル」「ナチュラルブラウン」「オーク」「ダークオーク」などなどのカラーバリエーションの家具が多いからだと思います。

もっと濃い色はありますか?と聞かれることもしばしば。

このようなカラーバリエーション名称を使う家具の多くは「突板(つきいた)」と呼ばれる材料を使っています。

突板とはベニヤや集成材の表面に薄い無垢材(本物の木)をスライスしたものを貼り付けた板です。

一番上に貼ってある板で名称が変わり、ひのきが貼ってあったら「ひのき突板」タモが貼ってあったら「タモ突板」なのです。

濃い色だったら「ウォールナット突板」かな。

対してノッティーが取り扱う木材は完全なる無垢のひのきや杉。もちろん表面から中の芯まで本物の木なのです。

したがって色のバリエーションは特になく、強いて言えば樹種の違いと経年変化による色の移り変わりです。例えばひのきはいきなり飴色にはなりません。10年は待ってください。長いかもしれませんが、お宅に納めてから育ててあげてください。

ノッティーはもちろん無垢材推しですが、無垢板と突板それぞれメリットデメリットがあります。

突板で使用される無垢材は少量なので安価で大量の製品が出来上がります。無垢材を感じながら比較的安価に手に入れられますし、少なからずどのお宅にもひとつくらいは突板でできた製品はあると思います。

反りやひねりが少ないのも突板の特徴。ノッティーが日々戦う無垢材ゆえの反り、ひねり、干割れなどの心配がないのです。

この反り、ひねり、干割れ。家具製作における三大大魔神!

いつも立ちはだかる魔神達なのですが、やはり自然界には魔神はいるのですよ、いや、魔神がいるからこその自然界。自然界には魔神はいなければならない。(あれ?なんの話?)

つまり突板を本物の木だと思われている方も多く、説明すると「えぇっ⁈」となる場合も多いのですが、無垢材の暖かさや強さ、優しさの魅力を知ってしまった以上ノッティーはこっち推し、

そして何より地元の木を使うこと、そして地域の山を循環させて元気にすることが目的のため、話があっちこっち大魔神までいきましたが(笑)カラーバリエーションはないよ、というお話でした!