坂です。
先日、三重耐震マイスター倶楽部のメンバーで熊本へ2016年に発生した熊本地震の復興状況を視察に行ってきました。
おおよそ3年半前、震度7クラスの地震が立て続けに発生し、多くの家屋が倒壊しました。
まさか熊本でこんな大きな地震が起こるなんて誰も思っていなかったです。。。
熊本で出会った方々からは一応にしてこのような言われていました。
↑早朝の津なぎさまちからフェリーでセントレア空港に向けて出発
まず、大きな被害を受けた南阿蘇村で黒川地区の女性団体”すがるの里”の手作り弁当を地域の交流拠点になっている閉校された小学校の教室にていただきました。
↑旧長陽西部小学校 閉校記念碑
すがるの里でお弁当をつくられている方はこの地区で大きな被害を受けた東海大学の学生をたくさん受け入れされていた方々で、熊本地震以降、学生がいなくなったこの地域で震災復興に向けて活動されています。
↑地元のお肉や野菜を使った本当に美味しいお弁当でした。
↑校内に展示された断層(実際の断層から土をはぎ取って展示してありました)
昼食後は”すがるの里”さんが地震の語り部になって、当時のことをお話していただきました。
実際に地震を体験された方々のお話を聞くと地震の本当の恐ろしさに身の引き締まる思いになりました。
”住まいの耐震の大切さ”
”とにかく命が大事、逃げる勇気”
”普段からもしもに備えておくことの大切さ”
”避難所での苦労”
など
東南海地震がいつ起こるかもしれない三重県で暮らす私たちにとって、このようなリアルな声をできる限りたくさんの方に伝えていけるように努めていきたいです。
その後は地震で崩落した阿蘇大橋復旧工事の現場を視察。
↑あまりに壮大な工事現場に呆気にとられ、土木技術の素晴らしさに感動しました。
遠方には大規模に地盤崩壊した山の斜面が見えます。
↑学生のいなくなった東海大学キャンパスも見学できました。
ブルーシートで覆われた部分は地震によってずれた断層で校舎を横断して地盤がずれたということです。
これからどのようにこの場所が活用されていくのか、いろんなことを考えさせられます。
この日の最後に見学したのは益城町のテクノ仮設団地。
↑540軒の方々が暮らしていた大規模な仮設住宅、現在も多くの方がここで生活されています。
↑団地内には高い耐震性、断熱性を持つ復興モデルの平家住宅も見学できました。
初日の視察は熊本地震でも最も被害の大きかった南阿蘇村と益城町を見学し、地震の怖さと確実に復興に向けて進んでいる地域とその地域に住まう方の現状を見ることができました。
以上、熊本震災復興視察の初日レポートでした。
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