ノッティーハウスリビングの建築(新築、リフォーム)で地域の木材を欠かすことのできない素材です。
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構造材は自社製材工場で製材された木材(杉、桧)を使用し、内装材も地域材にこだわり杉や桧を主な仕上げ材として使用し、漆喰、珪藻土、紙クロスなどを組み合わせて快適で健康に良い住空間を提案しています。
今回のコラムでは私たちがこだわりを持ってずっと建築してきた”木の家”の魅力についてまとめてみました。
そして、これまで私たちがたくさんのお客様とお家についてお話をしてきた中で、多くの方が木の家を建てる上で不安に思っていることを”木の家のデメリット”としてまとめました。
これから新築、リフォームを考えている皆さんは”木の家”に対して不安な事はありますでしょうか?
1. 木の家のデメリットは何か?
まずは木の家を建てることのデメリットは何かについてお伝えしたいと思います。
後述するメンテナンスの容易さとは裏腹になりますが、木の家は”定期的にメンテナンスが必要”だということです。
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もちろん複合フローリング、ビニルクロス仕上げのお家もメンテナンスフリーではありませんが、そういった商品は一般的に傷がつきにくい、汚れても拭きやすいように進化をしていますので、木の内装材と比較すると傷がつきにくい(メンテナンス頻度が低い)ことに優位性があると言えます。
また、複合フローリングやビニルクロスにはたくさんの商品(高価な商品から安価な商品)があり、一般的には木の内装材と比較すると施工の容易性も相まって、建築工事費用は安価な場合も多いです。
最後に現在、日本で建築されているほとんどが大手ハウスメーカーのお家に代表されるような複合フローリングとビニルクロス仕上げのお家であり、木の家は少数派であるため、木の家を建築して暮らすこと自体を不安視されている方も多いのではないかと思います。
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僕自身は10年以上、家族と木の家で暮らしているので自分自身が感じていることを木の家で暮らす魅力とメリットとして以下にまとめました。
2. 三重県の自然との調和
木の家の魅力の一つが”自然との調和”だと考えています。
私たちが暮らす地域環境で育った木材で建てられた家で暮らすことはその地域の自然と調和して暮らすことができるのです。
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木は自然の一部であり、その素材を使って建てられた家は、外装に使用することで周囲の景観に溶け込み、地域材を活用することで地域環境への配慮も感じることができます。
木の家は、そこで暮らす家族が自然とのつながりを感じる場所にもなり、そして何より心地よい空間を作り出してくれるのです。
3. 心地よく快適に暮らせる空間
木の家は、温かみのある空間を作り出します。
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木の質感や香りは、居心地の良さを演出し、心を落ち着かせます。
実際に木の家で暮らす僕自身が感じることは経年で変わっていく木の色の優しさ、自然界でつくられた木目の美しさは視覚的にも本当に心地よい空間をつくる重要な要素になっていると感じます。
また、木の柔らかな色合いと優しい木の香りは穏やかな雰囲気を醸し出し、日々のストレスや疲労も癒してくれるのです。
木の家は日々の生活で最もリラックスできる場所であり、温もりを感じる場所になるのです。
4. 持続可能性
木材は再生可能な資源であり、その利用が環境に優しいと言われていることは広く知られていて、木の家は持続可能な建築の象徴だと言えます。
特に日本では植林された杉や桧を活用することは山の循環をつくるために重要なことであり、地域の木を活用することで”地域の山”つくりに参加することにもなるのです。
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木の家、特に地域材で建築することは、その製造エネルギーと輸送エネルギーの環境負荷を低くし、総じて地球環境の負荷を低減することにも寄与することであり、持続可能な未来を築く一助にもなると考えています。
5. 高いカスタマイズ(リフォーム)性
木の家(木造住宅)は可変性が高く、将来的なカスタマイズ(リフォーム)のしやすさでも他の構造と比べ優れています。
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また、木材は加工がしやすいのでオリジナル性の高い家具や建具も製作することができます。
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木はその表情(木目)が一枚一枚違うことから外装や内装で仕上げ材として使用することで個性豊かで、世界に一つだけのあなたの家族のための暮らしが実現できるのです。
6. 耐久性とメンテナンスの容易さ
木の家は、適切にメンテナンスさえすれば長期間にわたって美しい姿を保ちます。
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時間が経って劣化していくのではなく、愛着を持ってメンテナンスしていけば、そこで暮らすご家族と共に経年美化していくのです。
外装で使用する場合も木材は本来、耐久性が高い素材なので、適切な防腐処理や定期的なメンテナンスによって、腐食や劣化を防ぎながら長期に渡って使用することができます。
また、修理や改修も比較的容易であり、住む人々が長く安心して暮らし、ずっと住み継いでいくことができるのです。
7.結論
木の家は、自然との調和、心地よい空間、持続可能性、高いカスタマイズ性、耐久性とメンテナンスの容易さなど、さまざまな魅力を持っています。
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一般的に木の家は建築費用やメンテナンス頻度が高くても、愛情を持ってメンテナンスしながら暮らすことで、木の内装材はビンテージになり、ずっと住み続けたくなるお家になるのです。
初期費用の劣位性はご家族が数十年後に”お家の価値”として評価した時には間違いなく”木の家”に優位性を感じていただけると思います。
木の家は単なる家”ではなく、そこで暮らすご家族の暮らしを豊かにする“場所“になり、そこで暮らすご家族にとってかけがえのないものになっているはずです。
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