今期は朝ドラと大河ドラマを両方とも観ている、NHKフリークな林です。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』観てる方いらっしゃいますか?
題名は源頼朝を支えた13人の家臣からきているようで、主人公はその仲の1人北条義時。頼朝の妻となる北条政子の弟で、後に鎌倉幕府の第2代執権となった人物です。演者は小栗旬さん。
高2のリケジョ次女が前々回の「麒麟が来る」から大河をずっと観ていて、鎌倉時代の話なんですが三谷幸喜脚本だからなのか話言葉がござる調じゃないので、すんなり入ってくる感じです。
前置きが長くなりましたが、今日は源平の話をします。
源平は源平でも、杉の源平のお話。
杉は芯の部分は赤く(赤身)、それを囲むまわりの部分は白い(白太/しらた)のが特徴な木です。
源平合戦で平家が赤い旗を、源氏が白い旗を掲げて戦っていたのが由来という話がありますが、諸説あるみたいですね。
赤い部分は細胞が壊れたからこうなるのだそう。細胞が壊れたって、なんだか聴こえがよくない気がしますが、赤身の方が貴重とされるんですよー。
それを家具にするのこのような木目になります。
こちらは先日お引渡しを終えた鈴鹿の美容室クルム様の家具です。
こちら以外にもデザイン、内装を弊社で施工させていただき、店内のたくさんの家具を製作、大変お世話になりました。
このように赤身と白太が混じり合った木肌になりますが、これは家具の生まれたての姿。
年月を経てやがて赤と白はしっかり融合して、味のあるいわゆる見慣れた茶色に、そして10年を超えるころには飴色に変わっていくのです。
人が成長するのと似ているかな?
子供の頃から味のある渋い人がいないのと同じで(笑)、時間をかけてじっくりじっくりと味に変わっていく杉の家具。
その赤白のコントラストに最初びっくりされることの多い杉ですが、地元の木を使うノッティーでは欠かせない材料です。
どうぞよろしくお願いします。