昨今、アウトドア人口が増え、今まで、あまり注目されることのなかった地方にもたくさんの方が訪れてくれるようになりました。
特に新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり地方の存在が大きくクローズアップされるようになったと思います。
かぶとの森テラスがある亀山市加太も例外ではなく、名古屋や大阪といった大都市から1年を通してたくさんの方が訪れてくれるようになり、おかげさまで2021年4月28日をもちまして、かぶとの森テラスは4年目のシーズンを迎えることとなります。
開業以来、たくさんのお客様にご来場いただき、三重県に亀山市加太という中山間部の小さな集落があること、そして加太には豊かな自然があることも知っていただきました。
加太を”かぶと”と読んでいただけるようにもなったのではないかと思います。
この施設を開業するにあたり、キャンプを楽しむだけでなく加太という地域のことも知っていただくこと、整備されていない地域の山の現状も知っていただきたい、そしてその先にある地域活性化につなげたいという想いを実現するために様々なイベントを企画し実施してきました。
この3年間でトレラン、トレッキング、サイクリング、ヨガ、ウォーキング、山探検など様々なイベントを通じて、たくさんの方にこの地域の素晴らしさを実感していただくこともでき、”地域のことを知っていただく”という最初の一歩を踏み出すことができたのでないかと思っています。
そして、いよいよ4年目からは地域の山を整備するという私たちの世代に課せられた大きなミッションを実行に移していきたいと思います。
かぶとの森テラスから一歩山の中に入ると、そこにはまだまだ整備どころか、完全に放置されている山の風景があります。
かぶとの森テラスでは4年目が始まる2021年4月28日より、施設ご利用の方ひとりあたり10円を,かぶとの森への入場料とさせていただき、皆様の入場料を”地域の山貢献金”として加太の山を整備する活動資金とさせていただきたいです。
山の整備活動については皆様にご参加いただけるようなイベント形式を想定しています。
山の整備活動は特に小さなお子様でも参加でき、子供たちが自然と触れ合うことの楽しさを知り、地域の自然の大切さを親子で話ができる、そのようなイベントも企画していきたいと考えております。
また、この地域の林道管理をしている亀山市、森林の整備をされている鈴鹿森林組合さんとも連携をとることで、加太の山の整備活動が他の地域の山環境の整備、そして全国の地域の山環境の改善に繋がるような取り組みにしていきたいと思います。
皆様のご協力をどうぞ宜しくお願い致します。
かぶとの森テラス代表
坂 成哉