坂です。
ゴールデンウィーク最終日、5月7日の田植えから始まった、かぶとのおこめづくりイベントは10月29日の収穫祭をもって無事に打ち上げとなりました。
目次
田んぼは山林と同じく地域の大切な資源です。
最近は特に空き家や耕作放棄地と共に休耕田も地域課題となり、後継(相続)問題は深刻になってきています。
加太地域でも同様の問題を抱えています。
僕が子供の頃、春の田植えシーズンにはどこの家族も総出で田植えを手伝う風景が見られました。
秋の稲刈りシーズンも同様です。
先祖代々、受け継がれてきた田んぼでお米づくりをすることは家族の一大行事でした。
また、子供たちにとって田んぼは楽しい遊び場。
田植えの季節には葉っぱで船を作り、水路に流して競争したり、稲刈りの後にはバッタを追いかけて、田んぼでいつまでも遊んでいた記憶があります。
田んぼはお米をつくるだけでなく、子供たちにとっての遊び場でもあり、四季折々の里山風景をつくる
田舎にとって本当に重要な資源なのです。
三栄林産グループが掲げている
”100年かぶとの森構想”
を実現するためにも、田んぼの後継者不足問題は早い時期に解決の道筋をつけなければいけません。
そんな中、田んぼを活用する地域活性化イベントとしてかぶとのおこめづくりイベントの開催を決定、
短い募集期間にも関わらず12組のご家族にご参加いただきました。
名古屋から大阪から、そして鈴鹿市や亀山市から総勢50名近い方が加太の田んぼでお米づくりに参加いただきました。
雨の中での田植え。
炎天下の下で草取り。
魚と子供のネットワークさんにご協力いただき、生き物観察イベントも開催しました。
まだまだ暑い季節の稲刈り。
3回行われた田んぼでのイベントだけでも、お米づくりの大変さも体験できたと思います。
参加していただいた子供たちもきっとお米づくりの大変さを実感したことと思います。
今回のお米づくりは無農薬栽培に挑戦したので日々の”草取り”作業は本当に大変でした。
日々、真っ黒に日焼けして作業し、田んぼを管理してくれたスタッフには本当に感謝です。
収穫祭では新米を飯盒炊爨で炊いて、みんなで食べました。
きっと一粒のお米の価値を感じながら食してくれたことでしょう。
お米は水が綺麗なほどに美味しいと言われます。
加太地域は鈴鹿川源流域に位置しているので、加太より上流には集落はありません。
綺麗な水を作るのは加太の山々、木々なのです。
加太の山のほとんどが戦後植林の杉や桧であることを考えると、これらを活用し、健全な山の環境を維持することが
いつまでも美味しいお米づくりができる源なのです。
農業と林業はつながっているのです。
もっと言うと漁業と林業も川でつながっているのです。
地域環境の源は山にあることを考えると、地域の木材を取り扱う私たちは、もっとその活用を進めていかなければいけないと改めて思いました。
かぶとのおこめづくりイベントは来年も開催を予定しています。
そして、もう少しだけ収穫量を増やして、かぶとのお米の美味しさをもっとたくさんの方に伝えていきたいと考えています。
その際はぜひご参加ください!!!
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