トマトジュースが好きですというと、だいたいビックリされます、谷本です。
今日は今月末に建物も完成を迎える鈴鹿市の現場「優風庵」から。
お母さまが大切に暮らしてみえたお家を建て替えて、子世代、孫世代、と共に暮らすお家へと変貌を遂げました。
とはいえ、やはりお母さまはたくさんの思い出と共に、母屋への想いがあると思います。
地元の大工さんがいい素材を使い、当時建てたお家には、まだまだ使える材料もありました。
お家の姿形はなくなってしましましたが、その当時、お家と共に経年変化を続け、ご家族を見守ってきたお家の一部は新築へと受け継ぎました。
↑ 框戸の鏡板は、以前もこのように建具に使用されていたものです
↑ お母さまのお部屋になる居室のドアにも母屋の材料を再利用しました♬
↑トイレのドアに明かり取りとして利用したこの格子は、母屋の書院の物でした。
↑和紙調のアクリルと組み合わせて、和モダンな雰囲気に仕上げました。
↑ 玄関の収納兼ベンチになる家具の天板は、母屋のキッチンカウンターとして使用していたヒバの板を細川さんが磨きなおして、この家具の天板へと生まれ変わりました。同じく、玄関の上框は母屋の玄関を支えていたケヤキの梁を加工し、上框にしました。※2階に上がった床の上框も同じ材料です。
思い出が随所にあることで、どこか懐かしく、また安心してもらえますようにという願いをみんなで込めました。
昔の材料も製材しなおしたり、また家具の材料として磨き直したりすることで、形は違えどまた利用できるものもあります。思い出と共に残せるものは、後世に残していきたいというご家族の思いに寄り添えたかなと思います。
何に手間をかけるのかは、こうして形になってきて初めて実感できるのかもしれません。
住み継ぎながら、ご家族の「大切なもの」を共有し、愛でていただければと思います。
外構工事が始まり、皆様には6/19,20に完成見学会にて披露できる予定です。
ご家族が大切に住み継がれるお家を、ぜひ体感してください。
「優風庵」柔らかい優しい風が吹く、そんなお家です。
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