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棚板1枚が出来るまで〜③

こんにちは!

家具担当の石川です!

今回も棚板製作の工程、長々と書いてきましたが、今回で仕上がるでしょうか。。。

前回では接着剤で接いだ不揃いの板が出来上がりました。

その次の工程として、やはり表面は継ぎ目で段差が出来てしまうので、もう一度表裏の両面をプレーナーにかけ、ここで初めて図面指定の厚みになります。

そして厚みが決まったらいよいよ家具の本体に合った大きさに、奥行きと長さのカットをしていきます。

↓ここで登場するのが、パネルソー。

ノッティーの加工場でイチバン大きな機械です。

写真では違う材料を置いてますが、大きな板も、難なくカットしてくれる機械です。

スイッチを入れるとガシッと板を押さえ、大きな丸い刃が回転し、下から上に切りながら上がっていくのです。が、この厚みを一度に切るのではありません。厚みの半分程度の刃を出して、まず半分切ります。そして刃が板の端まで行ったところでまたスイッチを押すと、先程の残り半分の厚みを切るために倍の刃をだして今度は上から下へ切り、スパッと切れます。

説明が下手ですみません。とにかく垂直にきちんとカットしてくれる機械なんです。頼もしいです。

そして決まった大きさにカットされた棚板は、いよいよ仕上げ作業に入ります。

板によっては、節があり、使用するのに支障が出てしまうものもあります。そんな節はパテ埋めします。

板によっては、節があり、使用するのに支障が出てしまうものもあります。そんな節はパテ埋めします。

節の埋め方はパテによるものだけではなく、他にもいくつかありますが、今回はパテで埋めていきます。

パテを入れて固まるまで時間を置いた後、ベルトサンダーで、この凸凹を無くすのと同時に全体的に磨きをかけます。

裏表共に磨いたら、最後の工程「面取り」です。

ここまでくると、ゴールはもう目と鼻の先です!

板の端、角は板を切ったままでは、尖っていて使用する際に手に当たって痛かったり、棚板の出し入れなどで家具本体に傷がついてしまいます。そこで、カンナや紙やすりで程よく角を取ります。

見た目が違うのはもちろん、触った感触も全然違うんですよ!

こうして棚板が完成するのです!

3回に渡って棚板製作の工程を書いてきましたが、実はこれでもまだ省いた作業も細々とあります。

皆さんのお宅の家具の棚板を外した時、このブログを思い出して、まじまじと眺めてみてください。

もしノッティーと同じような工程で作られていたら、何枚で接いである!面取りしてある!などと発見があるかもしれませんよ♬

棚板1枚の製作にもこのように愛情がたっぷり注がれていることを、皆さんに何となくでも知って頂けたら、私たちまた家具作り頑張れます!笑笑

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ノッティーハウスリビング