坂です。
お客様からよくいただく質問、 「無垢の床って、傷がつきやすいんですよね?」
僕の回答は、
「はい、正直に言うと、つきやすいです。」
「特に、我が家で使っているような柔らかい針葉樹の床は、硬いものを落とすとへこみます。」です。
しかし、14年暮らしてみて思うのは、その傷が「嫌なもの」として残ることは、ほとんどないということです。
そして、木の家で良かったということです。

理由のひとつは、色の変化です。
新築時は、正直なところ、小さなへこみも目に入りましたが、年月とともに床全体が飴色に深まり、細かな傷は周りの色に溶け込んでいきました。
今では、よく見ないと分からないものがほとんどだと思います。
もうひとつは、気持ちの変化です。
「この傷は、子どもが積み木を落としてつけたものだな」
「ここは猫がいつも寝転がる場所だな」
傷やすり減りに、家族みんなの記憶が重なっていきます。
それは、どんなに高価な床材でも買うことのできないものだと思っています。
とはいえ、「全く気にしなくていい」わけではありません。
私がお伝えしている無垢の床材との付き合い方は、次の3つくらいです。
①普段のお掃除は掃除機と、かたく絞った雑巾で十分。
②気になるへこみは、様子を見てからで大丈夫。
③ときどき、お手入れをすること。
「きれいに保たなければ」と思うと、無垢の床は少し手がかかる素材に感じるかもしれません。
でも「一緒に育てていく」と考えると、手入れの時間も、家族みんなで住まいと向き合うひとときになります。

写真の床は、築14年の我が家のものです。実際に素足で歩いていただくと、写真以上に伝わるものがあると思います。
ご興味のある方には、我が家をご覧いただくこともできますので、お気軽にお問い合わせください。
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