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亀山市での安全な土地選び!ハザードマップの見方と種類は?

市内には何本もの河川が流れ、山林の面積が全体の約63%を占める亀山市。
そんな自然に囲まれた地域だからこそ、土地選びの際にはハザードマップを使った災害リスクの確認が欠かせません。
ハザードマップで何がわかるのか、ハザードマップを活用することで災害リスクをどのように回避できるのか、土地探しの前にポイントを頭に入れておきましょう。

亀山市のハザードマップを確認する方法

亀山市内の災害リスクは、市のウェブサイト内『亀山市総合防災マップ』で確認できます。
ハザードマップのほか、防災マップや避難所マップなどの地域別のさまざまなマップを確認できるので、土地選びの際にはまずこのページで災害リスクを調べてみてください。

また、洪水・土砂災害・高潮・津波などのリスク情報、道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを広範囲の地図で調べたいときにはかさねるハザードマップが便利です。
ハザードマップの詳しい見方は下記コラム内で説明していますので、こちらも参考にしてください。

関連記事:ハザードマップから見る、亀山市の水害リスクと土地選び

参考:亀山市『亀山市総合防災マップ
参考:国土交通省かさねるハザードマップ

ハザードマップの種類

ハザードマップにはさまざまな種類がありますが、亀山市総合防災マップではそれぞれ次のような災害リスクを確認できます。

風水害ハザードマップ

亀山市やその周辺で大雨が降ったときに起こりうる、河川の洪水や土砂災害のリスクを調べられるハザードマップです。最大浸水深によって色分けされており、大雨によって堤防が決壊した場合に浸水するリスクがある場所や度合(深さ)がわかります。

さらに大雨や台風、地震などによる土砂災害(がけ崩れ、土石流、地すべりなど)のリスクがある場所は2色で色分けされており、黄色は警戒区域、赤色は特別警戒区域を示しています。
市内全域と小学校区域ごとの詳細マップがあるので、土地探しの際に候補地の水害リスクを調べたいときには、まず風水害ハザードマップを確認するとよいでしょう。

参考:亀山市『風水害ハザードマップ

地震ハザードマップ

今後、亀山市で地震が発生した場合に予想される揺れの大きさや、液状化の危険度をマップ化したものです。現在(2025年6月時点)のものだと、南海トラフや直下型地震(養老-桑名-四日市断層帯)のリスクを確認できます。
南海トラフ地震臨時情報が発表されたときに取るべき行動や被害想定なども記載されているので、一度は目を通しておきましょう。

参考:亀山市『地震ハザードマップ

ため池ハザードマップ

大雨や地震などによってため池が決壊したときに起こりうる、洪水・氾濫が確認できるハザードマップです。ため池が決壊した際の最大浸水深とともに、水が到達するまでにかかる時間が記載されています。
亀山市にはおよそ240箇所のため池があり、その多くが築造100年を超えて老朽化が進んでいる状態です。ため池には大雨時に洪水を緩和する役割もありますが、それと同時に、決壊または氾濫してしまうリスクも抱えています。
土地選びの際には、候補地周辺のため池の有無とリスクを必ず確認しておきましょう。

参考:亀山市『亀山市ため池ハザードマップ

ハザードマップを確認するときに知っておきたいこと

ハザードマップで災害リスクを確認することはとても大切ですが、ハザードマップを土地選びに活かすなら、次のような点も意識してみてください。

災害リスクの内容と頻度を確認する

ハザードマップを見るときには、リスクの種類だけではなく、程度までしっかりと確認しておくことが重要です。起こり得る災害が10年に1度程度のものなのか、それとも100年に1度なのかで受け止め方も変わってくるかもしれません。
過去の災害履歴も含めて確認し、その土地を購入すべきかどうか、家を建てる際にどんな対策が必要か、総合的に判断しましょう。

“水害リスク=絶対に住めない”ではない

土地選びの際には、水害リスクがある土地は避けたいと考えるのが自然な感情です。
しかし、風水害ハザードマップが示しているのはその地点の“浸水の深さ”だけなので、「最大浸水深さで浸水したとしても、実際には水が床下までくる程度」というケースも多々あります。
その場合は候補地がハザードマップにかかっていたとしても、基礎高を上げる、または盛り土で敷地をかさ上げするなどのプランの工夫で対策できるかもしれません。
水害リスク=絶対に住めないと避けるのではなく、何か解決策がないか、住宅会社に相談してみることをおすすめします。

地形の成り立ちも確認しておく

ハザードマップを見れば、その場所で起こりうるすべてのリスクがわかるわけではありません。たとえハザードマップに載っていなくても、低地や窪地で大雨時に浸水する可能性がある場所や、埋立地で液状化リスクがある場所も存在します。
そのようなリスクを知りたいときには『重ねるハザードマップ』の地形分類で土地の成り立ちと自然災害のリスクを調べるとともに、亀山市の地形特性に詳しい住宅会社や不動産会社に相談するのが安心です。

まとめ

毎年のように日本各地で災害が発生しているため、ハザードマップも見ながら土地探しをするのが、今や当たり前になっています。とくに亀山市には大きな河川や山脈、ため池が多くあるため、水害リスクに不安を感じている方も多いでしょう。
しかし実際にハザードマップを見るとわかるように、“まったく災害リスクがない場所”はとても限定的。当然ながら、地価も高くなる傾向があります。
災害リスクの内容によっては間取りや構造で対策できる場合もありますので、ハザードマップを見て迷ったときは、ひとまず亀山市の気候風土を熟知しているノッティーハウスリビングにご相談ください。