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昔の人の「技」の結集

こんにちは!

家具担当の石川です!

先日、所用で島根に行ったついでにお隣山口県まで足を延ばして来ました。

「錦帯橋」(きんたいきょう)

皆さん行かれたことはありますか?

私は初めて訪れたのですが、想像以上に迫力のある大きな橋!そして美しい!しかも木造!って事で今回は家具ではありませんがノッティーとは「木」繋がりで錦帯橋のお話を。。。

〜〜関ヶ原の戦いで破れた西軍に属した初代領主は川を挟んで山を背負ったこの土地を政務の地としました。川により分断された城下町を繋ぐ為に早くから橋を架けていましたが、洪水の度に流出していました。

幕藩体制が整い平和になると同時に、「流されない橋」を架けることが悲願となり、3代目領主は橋の研究をしたそうですが、その当時解決策が簡単に見つかるはずもありません。ですがある時、中国(明)の僧からある本を手に入れ、そこからヒントを得たそうです。

それは川の中に4つの橋脚を造り、それを5つの橋で繋ぐというもの。これを現実のものにする為、戦国の世に培われた土木、建築技術に加え、様々な研究がなされたそうです。

そして1673年に錦帯橋が完成。

しかし、その翌年、洪水により流出。すぐに復旧し 、修復、架け替えを重ねながら人々に使用されて来ましたが1950年には台風で流出。こうして何度も何度も災害にあいますが、市民も一丸となり再建され340年以上経ても同じ場所におなじ姿で今に至るそうです。

今の様にパソコンはもちろん写真や動画がない時代にもその都度作図され、架橋技術が伝えられたそうです。その構造は世界にココだけ、木造アーチ橋は錦帯橋だけだそうです。精密に組んでいる技術は実物を見ると建築素人の私でも圧倒されます。

主要な構造材にはマツやケヤキ、化粧材にはヒノキを適材適所に使用しているそうです。

その当時から木の性質や、経済性、調達のしやすさなどが考慮されていたとか。

昔の人は必要に駆られたとは言え、生きるのに必死で、この場所に橋を架けなければという思いひとつで、こんなにも精密な技術を生み出し、今の世にも伝えられ今現在もその思いが繋がり、使われているって、すごい事だし素晴らしい事だと思います。

私たちも、後世にも繋がる、長い長い世代を伝えて使って頂けるもの作りをしていきたいなと思いました。

“木を楽しむていねいな暮らし”

ノッティーハウスリビング

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