普段見ている景色が少し変わったら・・・
幼い子供にはそれだけでも、世界が変わるほどの変化があるかもしれない。
大袈裟かもしれないけれど、そんなお手伝いをしているお話のご報告ブログ。こんばんは、林です。
それは6月のある日のこと。亀山市内のこども園の園長先生からの一本の電話から始まりました。
「園に身体に障がいがあり自立歩行が難しい園児がいます。既存の歩行器は嫌がって使えずにいます。三栄林産さんなら彼に合う歩行器を作ってもらえたりするのでしょうか?」
電話を受けた社長から「林さん!会って詳しい様子聞いてきて。」という命を受けて、早速こども園を訪問してきたのです。
年少さんの彼はまったく人見知りのない、ニッコニコな笑顔で私を迎えてくれました。
私にも抱っこ〜とばかりに抱きついてきてくれるんです。もう、照れちゃうなぁ。(なぜ笑)
自力で立つことや歩行が難しい彼ですが、先生の補助があれば歩くことができます。
普段はこのワゴンを使って先生と一緒に押し車代わりに歩いたりしているそうですが、そこはやはりワゴンですから、スルスル進んでしまうし、何より本人が進む先が棚で見えません。
ちょっといやだなぁと思うと、ペタリと座ってしまいます。ありがたいことに、それはわかりやすい。
歩いていないので、正直なところ彼に筋力はあまりないのです。でも歩く練習を続けていれば筋力も付きますし、自立歩行への道すじが見えてきます。先生の想いは『目的は自立歩行!』
立ち上がって歩く景色や空気も、感じることができたなら!
そのためには歩くことは楽しいこと!と思ってくれるようなものでなければなりませんよね。
社内で試作が始まりました。
彼が少しでも歩く日を楽しみにしながら。
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