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地域デザイン環境事業部山林部
亀山市加太の山は土質(砂地盤)や急傾斜地が多いことから良質な木材が育ち、かつては”加太材”と呼ばれるブランド材の産地でした。
かつて”日本一の山林王”と言われた日本の財閥のひとつである諸戸家が所有する山林が多くあり、最盛期には諸戸家所有林から多くの木材が出材され、関東方面へと出荷されていきました。諸戸家に倣い、多くの地元の人々が地域の山林を所有し、杉やひのきを植林することで代々の財産を築くことを始めました。
三栄林産株式会社にも、その頃より代々受け継ぎ、管理をしている社有林があります。 社有林の面積は約50ha(東京ドーム11個分)。先代の会長が植林した杉がまっすぐに林立しています。数年前、森林整備事業により林道が整備され、同時に間伐を行ったことにより、現在でも明るく健全な状態が保たれている気持ちのいい山です。
山林部では、木々の成長と山の状態を確認するために定期的に見廻りをしています。 また、リフォレストプロジェクトとして、自社イベントや住宅建築や家具製作を検討されている方に社有林をご案内することで、少しでも地域の山の環境を理解していただき、木々が普段の生活の中で循環することの重要性を伝えるなど、木育につながる活動も積極的に実践しています。
将来的には社有林から木材を出材し、自社で製材すること、そして自社建築や家具にその材料を100%利用することを目標としています。