ショールーム イベント情報 資料請求・お問い合わせ資料請求

自然素材で差をつける!外構と玄関まわりのデザイン術

住まいの第一印象を決める玄関まわり。近年、自然素材を使ったナチュラルで温かみのある外構デザインが注目を集めています。特に三重県産の木材などを活用することで、地産地消による環境負荷軽減と、素材本来の美しさを両立できる点が魅力。自然素材を使った外構の魅力や具体的なデザイン手法、メンテナンス方法まで、亀山市周辺の実際の施工例を交えながらご紹介します。

自然素材の外構が注目される理由

グレーの外壁の住宅と玄関につながる階段

戦後以降コンクリートやアルミ素材が主流となった、エクステリア。近年では、木材、石材、タイル、左官材料などの自然素材を取り入れたデザインが人気を集めています。その背景には、いくつかの明確な理由があります。

関連記事:自然素材の家のメリット・デメリットと後悔しないための使い方

環境意識の高まりと持続可能性

環境への配慮が求められる時代において、自然素材外構は持続可能な住まいづくりの一翼を担っています。地産地消による輸送コストの削減は、CO2排出量の削減に直結。再生可能な天然資源を活用することで、カーボンニュートラルへの貢献も期待できます。さらに、地域の木材を使用することで森林整備が促進され、水を蓄える機能や土砂災害防止といった森林の持つ大切な役割の向上にもつながります。

デザイン性と機能性の両立

自然素材ならではの風合いは、住まいに上質感をもたらします。経年変化を楽しめる素材感で、時間とともに味わいを増していく外構空間を実現。建物本体との一体感を創出しやすく、植栽との相性も抜群です。無機質な素材では得られないナチュラルな温かみが、敷地全体の印象をやわらかく演出してくれます。

心理的効果とウェルビーイング

木の香りによるリラックス効果は、科学的にも証明されている自然素材の大きな魅力。玄関まわりに木材を使用していると、それだけで帰宅時に心地よい気分に包まれます。自然素材がもたらす温かみは、四季を感じられる外構空間を構築し、次第に家族の愛着を深めていきます。出かけるたびに、帰ってくるたびに目に触れる場所だからこそ、外構の素材選びにはこだわりたいですね。

三重県産材の特性と活用メリット

林の中で多くの木が育っている様子

三重県は全国有数の林業地として知られ、特に尾鷲ヒノキと三杉の杉・伊賀のヒノキの品質は全国でも高く評価されています。また、地域の石材や焼き物なども含めた多様な自然素材を外構に活用できる恵まれた環境でもあります。

三重県産木材の特性

特徴 詳細
年輪構造 急峻な地形で育つため緻密な年輪を形成
耐朽性 油分が多く耐朽性に優れるヒノキ
加工性 軽量で加工しやすい三重県産の杉材
美観 美しい光沢と特有の芳香を持つ

急峻な地形で育った木材は、ゆっくりと成長するため緻密で美しい年輪を形成します。特に尾鷲ヒノキは油分が多く、耐朽性に優れているため外構材として最適。三重県産杉材は軽量で加工しやすく、コストパフォーマンスにも優れています。

地産地消による経済効果

地元産の自然素材を使用することで、輸送コストが削減されコストメリットを享受できます。同時に地域林業・窯業の活性化にも貢献し、トレーサビリティも確保可能。森林整備による水源保全効果など、環境面での波及効果も見逃せません。三重県産材を選ぶことは、品質とコスト、環境への配慮を同時に実現する賢明な選択といえます。

※トレーサビリティ…産地や流通経路を追跡できること

自然素材を使った外構デザインのポイント

石が敷かれた外構のあるグレーの外壁の住宅

自然素材外構を美しく機能的に仕上げるには、各素材の特性を理解した使い分けが重要です。ここでは主要な素材ごとの活用ポイントをご紹介します。

木材の活用法
外壁への杉板使用や軒裏材との統一により、温かみと一体感を演出できます。フェンスや門柱では、縦横の使い分けで表情を変化させることも。縦張りはスタイリッシュな印象を、横張りは落ち着いた雰囲気を生み出します。

石材・タイルの配置
アプローチの平石敷きは、自然な質感を演出しながら歩きやすさも確保できます。ポーチに石材やタイルが用いられるのも、耐久性が高く、汚れが落ちやすいから。滑りにくい材質のものを選びましょう。

左官仕上げの魅力
腕のよい職人が仕上げた塗り壁は、デザイン住宅の質をワンランク上に見せてくれます。塀や門袖壁の仕上げを外壁と統一すれば、より一体感のある仕上がりに。無機質な外壁材と組み合わせれば、モダンでありながら温かみのある印象を演出できます。

植栽との調和
豊かな食材は木材との自然な一体感を生み、季節感のある樹種選びで外観に変化をもたらします。常緑樹と落葉樹を組み合わせることで、一年を通じて表情豊かな外構空間が完成します。

これらの素材を組み合わせる際は、以下のポイントを押さえましょう。

Point!
異なる質感の対比:対照的な素材を組み合わせることで互いを引き立てる
色調統一のバランス:全体のトーンを揃えつつ、アクセントカラーで変化を加える
適材適所の配置:ここは耐久性が必要、ここには視覚的なやわらかさが欲しいなど
メンテナンス性の考慮:手入れしやすい配置と素材選びで、美しさを長期間維持

亀山市近郊での外構デザイン事例

ノッティーハウスリビングが手がけた実際の施工例を通じて、多様な自然素材を活用した外構の魅力と可能性を探ってみましょう。

事例(1)多素材+統一感のリノベーション

木製フェンスのある家の前の様子

木製フェンスと塀を組み合わせることで、プライバシーを確保しながら開放感も演出。塀は建物の外壁と同じ塗装で仕上げることで、全体に統一感を持たせています。

アプローチには平石とコンクリートを使用し、自然な風合いと実用性を両立。無機質な印象の黒い玄関ドアをアクセントに配することで、現代的で洗練された外観を実現しました。

事例» 先代の想いを感じる平屋リノベーション

事例(2)グレーとグレーのコンビネーション

シンプルなグレーの板金外壁に、軒裏の木材が映える外観デザイン。玄関前には左官仕上げの濃い目のグレーの腰壁を配し、空間に深みと変化を付加しました。無機質な外壁材と自然素材の組み合わせにより、モダンでありながら温かみのある外観を実現しています。

色のトーンを揃えることで統一感を保ちつつ、素材の質感の違いで表情豊かな仕上がりに。

事例» 子育て世代が建てる吹抜けがあるお家

まとめ

自然素材を使った外構と玄関まわりは、環境への配慮とデザイン性を両立できる魅力的な選択肢。特に三重県産材をはじめとする地域の自然素材を使用することで、地産地消による持続可能性と優れた品質を実現できます。

木材、石材、タイル、植栽など多様な素材の特性を活かしたデザインにより、住まいに温かみと個性を。適切な計画とメンテナンスにより、長期間美しい外観を保ちながら、家族の暮らしに温かみと安らぎをもたらす外構空間を創造できます。

 

ノッティーハウスリビングでは、亀山市周辺での豊富な施工実績を活かし、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせた自然素材外構をご提案しています。自然素材の質感ある庭付きの注文住宅をご希望の方は、お気軽にご相談ください。