坂です。
前回に引き続き、熊本震災復興視察について書きます。
今回は2日目、日本三大名城のひとつ熊本城の被害状況と復興進捗状況についてです。
平成28年の熊本地震によって大きな被害お受け、メディアでも大きく取り上げられた熊本城も急ピッチで復旧工事が進んでいました。
熊本城を誇りに思う熊本市民のため、先ずは熊本城のシンボルである天守閣を優先して復旧工事が進められているということです。
↑最も復旧工事が進んでいる天守閣の工事
確かに城内の敷地に入るとまだまだ地震当時に崩れた石垣がそのままの状態でたくさん放置してあるのが目につきました。
城内の石垣など全てが重要文化財であるため、この崩れた石垣を地震以前の写真などと確認しながら元通りに積み直さなければいけません。
途方もなく時間がかかることは明白で、全く手が付けられていないことも理解ができます。
特に当時の石垣積みを再現するためには専門の職人さんの手が必要なのですが、伝統工法を知る職人さんが少なくなっていることも現実で、いかに現代の技術力で再建できるかが鍵になると思います。1日目に見た阿蘇大橋の再建より、熊本城の復旧の方が遥かに技術力や時間がかかるに違いないと実感させられました。
↑敷地内の空き地にある石垣積みは、その積み方を確認している状態のようでした。
↑奇跡的に建物角の石垣が崩れずに残ったため、建物の崩壊を免れたようです。
早く仮設補強しないといつ来るかもわからない次の地震で建物は崩壊するかもしれません。
3年経ってものこのような状態で残されているということは、復旧工事の困難さを思い知らされます。
熊本震災復興視察を終え、地震に対する備えの大切さ、心構え、準備がまず大切であること
そして何より人の命の大切さを改めて思い知らされました。
熊本地震によって被災された地域の1日も早い復興を心より願っております。
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